人見知りだとおもってたら社交不安障害だったってよ VOL.1

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妊娠をきっかけに不眠に。心療内科で社交不安障害と診断された人見知りが自分を知る経過観察日記。

私のフツーは、他の人にはフツーじゃなかった。

「笠原さん、バッチリ社交不安の症状ですね~」
「社交不安の人って家庭に入ったり在宅の仕事選ぶ人多いんですよ~」
「え・・・とあの、不眠で困ってるだけなんで睡眠薬ほしいだけなんですけど、なんですかそれ・・・?」

妊娠中のマイナートラブル「腰痛」

つわりの頃から出産前日まで激しい腰の痛みから昼夜逆転したまま育児がスタート。2年ほどたった頃から不眠で日常生活に支障きたすようになり、数回睡眠薬を処方してもらっていたかかりつけの病院から「一回別の科でみてもらったら?」と言われ心療内科の門をくぐった。

慣れた様子で症状について説明してくれる先生の話が耳に入らずどうしてこんな展開に?と呆然としていた。

物心ついたときから恥ずかしがり屋だった

保育園は入園して1ヶ月毎日泣いて嫌がったし、近所の知らないおばさん(当然向こうは知ってる)に挨拶されても黙って会釈するのが精一杯。カメラを向けられると笑えない。スーパーの試食コーナーで係の女性にニコニコして「これ食べていい?」と言える弟を遠巻きに「わたしも食べたいなぁ」と見てる子どもだった。

でも、それが特別なことだと思ったことは一度もなかった。なぜなら、我が家は父も母も人づきあいが少ない人だったから。せざる得ないご近所づきあい以外で親が自身の友達と話すところを知らない。社交的な人は盆正月に会う親戚のおじさん数人くらいで身近にいなかった。

おそらく父も母も社交不安の傾向のある人間だったのだろう。ただ、シャイなあんちくしょうが即「社交不安症な人」というわけでなく、行動を苦痛を感じ回避することで日常生活に支障がでるような困りごとがなければ病気だなんて思わないし、恥ずかしがり屋を克服するために役者をはじめた、みたいに経験を経てうまく付き合えるようになる人もいる(らしい)。

自分の辛いはみんなも辛いじゃなかった

症状については自分も理解できてるといいきれないので、気になる人は今これを読んでる四角い機械で調べるか専門機関にお問い合わせしてほしいが、とにかく「性格」と信じていたことが、そうではなかったことに驚きを隠せなかった。

人前で話したり、初対面の人に会うとき吐き気がするくらいのする緊張は「万人共通」ではなかった。

「人と会うのって楽しいよ~★」っていう人の言葉は社交辞令じゃなかった。

引っ込み思案を克服するため授業で挙手したり、生徒会役員になったこと・・・あれ、自分ではすごい無理して頑張ったと思ってたけど、実はそう大変なことだったんじゃなかったんだ・・・

今まで自分が感じていたものはなんだったんだろう。これが社交不安障害との出会いだった。

【社交不安症とは】

生活に支障がでるほど、人前で極度に恐怖・不安を感じてしまう“こころの不調”。

不安や緊張、それを避けようと回避することによって社会生活が妨げられること。

【特徴的な症状】

●人前で発表するのが怖い

●人と接するのが怖い

●周囲からの視線が怖い

●注目されると赤面する・汗をかく

●人前で食事できない

●人前で字を書くとき手が震える

●人前で電話するのが苦手

●周囲に人がいると用が足せない

(引用:ご家族・パートナーのためのサポートガイド「大切な人が社交不安症(SAD)になったら・・・/監修:北海道大学 名誉教授 小山司先生)
http://www.mochida.co.jp/dis/pamphlet/book_13882.pdf


~執筆者プロフィール~

アートディレクター・デザイナー 笠原矢凪

地方在住A4チラシデザインがメインの紙の人「なぜ決まった時間に保育園にいかなきゃいけないの?天気のいい日は道草してからでいいじゃん」と思ってた元子ども。時を経て子どもが「今日はなんとなく保育園にいきたくない気分」と言われるとなんか納得してしまう母。味噌は赤派。

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