アフターファイブは何するのvol.29 私の暮らし日々徒然~根津美術館の燕子花(カキツバタ)

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竹本はるみです。みなさん、こんにちは。

日々の暮らしで選んだモノ・コトについての第十一弾。家庭を持って20年超となり、大したこだわりはないけれど「これが今の1番」というモノ・コトをご紹介しています。

東京の南青山にある根津美術館をご存じでしょうか?今回初めて訪問してきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。(正確には2度目で、1度目はお買い物ついでに何も下調べをせずに訪問したら、まさかの休館日。そこで、急遽近隣の岡本太郎美術館の訪問に切り替えたという・・・)

リベンジで、なぜこの時期の訪問かというと、年に1度この時期限定で、(国宝)尾形光琳の燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)が公開されるからです。庭園の燕子花の群生も見事らしい。毎年のゴールデンウィークあたりに公開されるため、行きたいなぁと思って数年、ようやく念願がかないました。

この日は、この企画展のテーマにリンクして、燕子花の図柄の入ったシャツを着ていきました。(思いっきり自己満足ですが・・・)これは何故かというと、私が昨年東京国立近代美術館で開催された、没後50年 鏑木清方展に出かけた時の事です。開館時間まで入り口で待っていると、目の前を着物を着た3人娘が通り過ぎました。心の中で、「着物で美人画鑑賞なんて素敵~」・・・と思ってよく見ると、その方たちは、3人とも黒羽織を着ています。展覧会に黒羽織?と一瞬思いましたが、そういえば「築地明石町」という題名の美人画(着物の上に、黒羽織を着ている)が出品されている事に気が付きました。まさにリンクコーデ。「なるほどぉ~その手があったか!」と妙に感心した出来事があったからです。

さて、美術館に到着すると長いエントランスがお出迎え。竹の生垣で区切られているだけなのに、通りに面した都会の中とは思えない静けさです。入館すると展覧会場は国宝の屏風が出品されているという事もあり、適度な混み具合です。いくつかの美術品を鑑賞した後で待望の屏風が登場!

近くで見ると、想像していたよりずっと大きく、花の青、葉の緑、金箔がそれぞれ美しく、かつ燕子花の図柄の配置が絶妙で、圧倒されました。また、良い位置にソファが置いてあり、少し離れてじっくりと鑑賞することが出来ました。そうすると、屏風全体が眺められ、ず~っと見ていても全然飽きないのです。会場全体は薄暗く、ソファは少し離れたところに設置されているので、屏風の前で見ている観客の事は気になりません。おかげで心ゆくまで屏風を堪能する事が出来ました。

次はお楽しみの庭園です。外に出て芝生の小道を辿ると、鬱蒼とした林に繋がる階段に続きます。どんどん下に降りていくと水の音が。燕子花はどこかなぁ?と探すと、群生している燕子花が目に飛び込んできます。写真でしか知らなかったので、生で見ると本当にキレイ。池の周りは回遊できるので、色々な角度から花の写真を沢山撮ることが出来ました。周囲には茶室がいくつかと喫茶室もあるので、次回疲れた時には必ず入ろうと思いました。

ちなみに燕子花は外側の花びらに白色の筋があり、アヤメは網目模様、ショウブは黄色の筋があるので見分けられます。そして燕子花は水の中に咲くそうです。(帰ってきてから調べました 笑)

そして、最後のお楽しみのミュージアムショップ。こちらでは絵葉書とハンカチを購入して大満足の観覧が出来ました。みなさんもぜひ一度訪問してみてはいかがでしょうか?

さて、次の息抜きは何処にいこうかな?ではまた。

根津美術館公式URL:https://www.nezu-muse.or.jp/

 

ミュージアムショップでの戦利品。

~執筆者プロフィール~

竹本 はるみ

茨城県出身、さいたま市在住。仕事はIT企業の人事兼キャリアコンサルタント。好きな食べ物はスモークサーモンとワイン。プライベートでは趣味のBONSAIや資格取得に向けたボランティア活動等を行っている。

キャリアコンサルティング二級技能士、国家資格キャリアコンサルタント、育休後シニアアドバイザー、育休後カフェファシリテーター、ワーク・ライフバランス認定コンサルタント。特技はTAPDance、着付け。

 

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