孫育て、初心者マークで出発進行!4【まろんが調子崩す】

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2022年11月、娘が私をおばあちゃんにしてくれた。

娘夫婦は子育て初心者マーク、私は孫育てと新人ママ見守りが初心者マーク。

3ヶ月半(116日)という里帰りの貴重な時間は、私の根っこを太くし、弱いところが露呈した時間でもあった。
みんなが初心者マークをくっつけた未来人育ての記録。

 

***

 

「先住犬と新入り」

孫が生まれる7年前から我が家に居るのが、愛犬のチワックス「まろん」
(まろんのことはコラム「まろんと行く散歩道vol.1~vol.13」を読んでいただけるとうれしいです)

まろんと行く散歩道 vol.1はコチラ

散歩に出ても(そもそも散歩もキライだけど)他の犬に出会うと吠えながら尻尾を丸める怖がり。
でも家の中では我が物顔で自分の居場所であるソファの上に寝そべっている。
そこに突然やってきたのが「小さな新入り」

まず、そもそも大人が増えたので、ソファの居場所がなくなった。
おなかが減っても気づいてもらえなくて、ご飯が後回しになることも度々。
「水が入ってないよ~」と訴えても、赤ちゃんの沐浴が優先だったり、撫でてほしくても泣いている赤ちゃんには敵わない。
そんなシニア犬になったばかりのまろんは、赤ちゃんが産まれてから2度、体調を崩した。

「段差を降りられない」

チワワとダックスのミックス犬のまろんは胴が長め。

椎間板ヘルニアにかかりやすいと言われていて、階段の昇り降りはできるだけ抱っこしている。

新入りがやってきて3週間が過ぎた頃、トイレのため庭に出ても、玄関付近の8センチほどの段差を降りられず、こちらを見上げるようになった。
あれっと思い、抱っこして段差を下ろし、用を足して家に入ろうとするが、今度は昇れない。
そんなことが数日続き、そのうち散歩中に座りこんで歩きたくなくなることが増えた。
家の中でも尻尾が常に斜めに下がっている。

こりゃ、おかしい・・。
病院を受診し、とりあえず炎症止めの薬を処方される。
(看護師の娘によると、私の母の腰痛の時の薬と一緒らしい)
結局2週間かかって、ようやく回復したまろん。
ホッとしたのもつかの間・・・

「夜中に嘔吐」

その2週間後。
午前4時にまろんのきゅんきゅんという鳴き声で目が覚めた。
いつもの場所で寝ていないので、リビングに行くと、カーペットの上に何ヵ所も吐いたあとがある。
そしてその直後、また吐き出した。
急いでティッシュで拭き、背中を撫でる。
そのうち外に行きたいと言うので、ダウンを着込んで外へ。
外でも数回嘔吐したあと、水をたっぷり飲んでようやく落ち着いた。

「話せないからこそ」

翌日はいつも通りエサも食べたので安心したが、やっぱりガマンしていたし、寂しかったし遊んでほしかったのだろう。

7年経ってまろんの「うれしい」はわかるようになったが、痛さや辛さは察知できても、どこがどのくらいなのかはまだまだわかってあげられない。

それがもどかしい。

言葉で伝えて~と思うことも度々ある。

それは子育ても一緒。
長年お付き合いするうちに次第にわかっていくんだね。

きっと里帰りが終わった後、私を癒してくれるはず。
カーペットは当然処分。
おかげで新しいカーペットで迎えた2023年の始まり。

 


執筆者プロフィール

細田恭子
さいたま市在住。帝王切開で三姉妹を出産し、
2000年にWEBサイト「くもといっしょに」を開設。帝王切開カウンセラーとして、各地で講座やお話し会を開催。共著『ママのための帝王切開の本』『帝王切開で出産したママに贈る30のエール』(中央法規出版)趣味はミュージカル観劇

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