報告:オンライン読書会『家族と国家は共謀する』

まんなかタイムス発行人の古川です。
オンライン読書会『家族と国家は共謀する』の報告です。
ゆい(さいたま市女性学研究会)さんと、まんなかタイムスのコラボで開催しました。

課題本『家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ』が読み応えあるものだったためか、ご参加の方々それぞれに濃いバックグラウンドをお持ちで、超・充実の2時間となりました。

進行してくださったゆい世話人のいそべさんが最初に選んだテーマは、本書の帯に書かれている「家族は、以心伝心ではなく同床異夢」から思うこと、でした。

家族という言葉、あたたかさとか団らんとか、あまつさえ「絆」などというものに紐付けられていますが、本当のところ、どの家族もそれなりに綻びているんじゃないでしょうか。
その綻びに追い詰められる個人が家族を捨てることもあり得るのではないでしょうか。
でも、そんなことを大きい声で言えない空気が、私たちを取り巻いていることを感じる・・・この会では、そんな感覚を、ちょっとずつ違う立場から(ここ大事)共有できる方々と話すことができました。

私たちを家族福祉の循環に追い込もうとする国家の思惑にのらないで、いろいろな家族、いろいろな生き方が同じ社会の中にある、という認識を持ち続けていきたいと思います。
ご一緒させていただいたみなさん、ゆいのみなさん、ありがとうございました!

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